リキハートの店長（私の奥様）のウィンドブレーカーです。

いくらクリーニング屋とはいえ、汚し過ぎです（￣□￣；）

こんな時には「えり・そで　しっかりコース」をお勧めします。
オリジナルブレンドの前処理剤を汚れ部分にかけます。

オリジナルと言っても、油性の前処理剤です。そこに少し独自のブレンドをしてます。
このような汚れは”皮脂”の汚れですので、漂白などの前にしっかり油性の汚れを
とっておかなければダメです。
また、今回のようにレディースの場合はファンデーションの汚れがあります。
このファンデーションの汚れ（シミ）の場合、油性処理をしなければとることができません。

余談ーーー
家庭洗濯での”皮脂”の汚れとりの裏技です。
それは「お風呂の洗剤」です。
浴槽にかけて擦らず、10分くらい放置してからシャワーで流すだけって商品です。
浴槽のふちの汚れって”皮脂”の汚れで同じなんですね。
あの洗剤を袖口やエリの汚れた部分に吹き付けてしばらく放置した後、洗います。
皮脂汚れにはけっこう効果ありです。
液性も中性ですので安心です。（一応確かめてくださいね）

前処理剤をつけた後、超音波ガンで濯ぎます。

ファンデーション（口紅なども）であればこのように簡単に落とせます。

続いて、袖口です。こっちはちょっと頑固です。
ゴムあみの中に汚れが入り込んでいますので。。。

これでウェットクリーニングを！と思ったら・・・。
そうです、ここまで汚れているジャケットは裾も汚れてる可能性が高いです。

「えり・そでしっかりコース」というんですが、まさかこのままというわけにはいきませんよね。
しっかりすそ汚れも落としました。

あとは、ウェットクリーニングで全体もスッキリ、サッパリです。
今回の場合は素材が水洗いできる素材だったんですが、
ドライクリーニングの場合も基本的には同じです。
油性の処理をきっちりとして、超音波ガンで濯ぐということになります。
気をつけたいのが”変色”です。
変色は文字通り、色が変わってるので漂白や場合によっては染色補正をしなければいけない場合があります。
見分けるポイントとしては、素材が白系統なら
黒っぽい汚れは「えり・そでしっかりコース」、
黄色い感じは「漂白コース」だと思っていただければ。
ただ、これも100%！というわけではないのでご注意をしてください。
素材、汚れ、状況、経過時間などなど、様々な条件で一着ずつ変わってきます。
そんな、お洋服のメンテナンスを一緒にはできないですよね。
だからこそ、当店ではお客様のお洋服の状況に合わせたお手入れを心がけています。

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